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春日屋四代目の私が大学生時代にフィリピンへ行った時でした。
モリンガを製造・販売している企業がありそこで「モリンガ」に初めて出会いました。このモリンガは体にも良く、環境にも良いという素晴らしい食材でした。具体的には、栄養素として90種類以上含まれており、モリンガの木は杉の木に比べて二酸化炭素の吸収量が50倍以上あり環境にも良いです。多くのモリンガを植林すればするほど、増加し続ける二酸化炭素を吸収することができ、気候変動緩和に対しても貢献することが可能です。実際に食べてみると最初は苦味を感じていましたが、ある日からお通じが良くなり、体の調子も良くなりました。モリンガパウダーも普段の料理にかけて食べるなど、いろいろな使い方がありました。このモリンガを加工して美味しくすれば、沢山の人に喜んでもらえるのではないかと思いました。
このモリンガがあればあるほど人も地球も健康にできる、私が理想としていた、そんな素敵な原材料でした。しかし、大分県内にモリンガを栽培している人はいるのか、、、と探していたところ唯一、一農家さんだけあったのです。
犬飼町で2019年に家族でモリンガ栽培をスタートした田島靖久さんという農家さんがいました。笑顔がとても素敵で、最初にお会いした瞬間から、柔らかく温かなお人柄が伝わってきました。田島さんは元々、医科大学付属病院で患者さんの料理をつくっていた調理師でした。その頃から「減塩」調理を心がけていたり、「無農薬」の食材を出来る限り使うなどして日々患者様のために食事をつくっていました。
やがて調理師を退職後、再雇用で同大学の学生支援課で5年間勤めあげた田島さんは、退職時に地元犬飼町の振興協議会から「地域支援員になりませんか」と声が掛かったそうです。
退職後は「地域貢献で第二の人生を送りたい」と考えていた田島さんは、地域支援員になることを快諾したといいます。そして、病院で調理師として働いていた頃より意識していた健康食材を、どうにか生みだせないか。無農薬で栽培できる栄養価の高い植物について、ネットなどで調べると・・・・
やっとたどり着いたのがモリンガだったといいます。
「暑くて貧しい国でも栽培できるモリンガなのですが、その栄養価の高さがすごいんです。世界一栄養価の高い植物とも言われていて、神様のくれた贈り物だと本当に思いましたね。」と温かな微笑みを浮かべて、そう私たちにモリンガを見せてくださいました。
振興協議会でつくる竹の有機肥料を使い、奥さんと娘さんの3人家族で力を合わせ、無農薬での栽培に成功させた田島さんの貴重なモリンガです。モリンガ栽培をはじめて現在3年目(2022時点)。栽培面積は2000平方メートル、収穫量は乾燥状態で計200㎏にまでなりましたが、稼ぎとしてはまだまだ厳しいものがあるといいます。
それでも、モリンガ栽培を続けられる理由とは。
『モリンガティーを飲んで体調が良くなった』とか、『体質が改善された』という地域のみなさんの声を聞くととても嬉しくなるとのことです。
そのような声を聞くと第二の人生、地域貢献して生きたいという気持ちがより強まるとのことでした。
「モリンガ、本当にすごいんです。世界一の植物だと確信しています。
これからもモリンガの認知度をあげて、全国で栽培する人がどんどん増えてほしいという想いがあります。」と田島さんはお話をします。
そんな田島さんの想いは私たち春日屋の想いと同じです。
田島さんのモリンガを通して地域貢献する想いを春日屋は心の底から応援したいと思っています。
田島さんが想いを込めて作ったこのモリンガを使用し、完成したのがモリンガ発芽玄米ごはん。
モリンガ発芽玄米ごはんは、人と地域と地球を健康にする。
そんな、田島さんと私たちの想いがこもった「モリンガ発芽玄米ごはん」になります。
モリンガ発芽玄米ごはんは、田島さんが大切に育てたモリンガを美味しくたべてもらうために、発芽玄米を炊き上げた後に、2日間保温して熟成した「寝かせ発芽酵素玄米」です。
73℃で保温調節をしながら寝かせてしっかり熟成させるので、玄米とは思えないほどもっちもちで甘くて旨みのあるお米に生まれ変わります。
モリンガは、ビタミンCが特に豊富でほうれん草以上の鉄分、牛乳以上のカルシウム、人参以上のビタミンAが含まれています。基礎栄養価と機能性が豊富なので「スーパーフード」と呼ばれ、美容家や健康志向の方に選ばれています。
丁寧に作られた素材の美味しさをぜひ、味わっていただきたいです。
地域との繋がりを大事にしてきた春日屋は
農家のみなさんと二人三脚でつくりあげた商品を作り上げています。